sam's diary - 日々のとりとめもないことをつらつらと

実名でやっているFacebookでは書き辛いことをここで吐きます

NHKの会長には付ける薬はないわな

NHKの籾井新会長が、橋下ばりに「慰安婦はどこでもあった」発言をして、案の定、たたかれているけど、たたかれたらすぐに自分の意見をひっこめ、不適切な発言だったとか、私的な意見を述べるべきではなかったと言ってるが、後からそんなことを言うくらいなら、最初から言うなよ。なにより、あのアホの橋下と同系統の私見を持つ、誠に危険な人物をNHKの会長にしてよいのか?安倍のお友達人事はおそまつなり。

ただ、個人的には、この慰安婦発言よりももっと気に入らないのが、「政府が右と言っているのにNHKが左と言う訳にはいかない」とか、「特定秘密保護法案はもう通ったんだから大きくは取り上げられない」という発言。こやつはただの政府の回し者か?その姿勢なら北朝鮮の国営テレビと変わらないではないか?

こやつは商社でそこそこの地位まで上り、出向してそこ企業のトップを務めたという人材らしく、経済人としては一定の敬意を表するべきだとは思うが、それと、NHKというメディアの、特に公共放送と言う、極めて公益性の高い組織のトップを務めることの出来る資質とはまったく別問題だと感じる。

かつて、第二次世界大戦中、大本営の嘘八百の発表をうのみにし、もしくはそれが嘘八百であることを知りながら真実を報道せず、メディアがメディアとして正しく機能しなかったという苦い経験がわが国にはあり、我々はそこからなにがしかを学んだ筈。そして、お上がやることはすべて正しいと決めつけるのではなく、間違った部分はないか、誤った方向に進んでいないか、ということをそれこそ「性悪説」的に検証してゆくことがメディアの使命ではないのか。そして、公共放送であるNHKこそが、スポンサー的なものからの圧力を受けることなく、最も客観的な報道が出来る筈であるし、そこにNHKの使命がある。

その意味において、こやつはNHKのトップ失格である。即刻、更迭すべきだと思う。