sam's diary - 日々のとりとめもないことをつらつらと

実名でやっているFacebookでは書き辛いことをここで吐きます

定期券を買っちまったよ

 ここ数年、通勤用の定期券を買わないことに慣れてしまっていた。最大の理由は海外出張が多く、定期券を取るだけの元が取れないこと。また、泥酔した際に最も壊しやすいのが眼鏡、最も失くしやすいのが定期券入れwith定期券ということで、定期券は戻ってくることが多かったものの、定期券というものの購入によって、経済合理性を得るために取るリスクとしては大き過ぎると考えていたので、通勤定期の効用については極めて懐疑的であった。それに加え、ああだこうだと経路を考え、10円、20円とセコセコ節約するのが異常に好きな性格である。つまり、先日のように銀座で所用があるとなると、日本橋経由で東西線を使うべきか、渋谷経由で帰宅するべきかについて、電車賃を最適化するのが好きである。その場合も、渋谷に行くにしても、銀座からなら190円だけど、日比谷や新橋まで歩けば160円だから歩こうといったセコセコ計算もお手の物。そんなこんなで、ここ10年程は定期券を買わない期間の方が圧倒的に多かった。

 今回、消費税が上がるため、消費増税後の定期券のコピーを提出しなければ、改定後の定期代を支払わないとの会社からのお達しがあったため、やむなく1カ月定期を購入した。しかし、久しぶりの定期、意外に便利である。加えて、電車賃の最適化という「遊び」は、定期券を持たない時ほどではないにしても、そこそこ楽しめることが分かった。まあ、慣れないもんで、先日の泥酔時のように、電車賃セロ円を目論見ながら、結局、散々歩き回った挙句に、素直に帰るよりも高くついたなんてこともあるが、まあそれはご愛嬌。

 定期券を持たない時は、オートチャージsuicaを利用しているのだが、これは2,000円を切れば新たに2,000円オートチャージするようにしている。このオートチャージをこまめにすればするほど実質的にはJRに支払ったことになっている無駄な利息は少なく出来るのだが、2,000円なんたあっという間になくなるので、毎日のようにオートチャージし、これが精神衛生上、良くない。その点、定期券があるとそれはない。また、今は事実上の蟄居の身に等しいので、外出もあまりないので、通勤以外に電車賃を使う局面も極端に減った。結果的に、定期券って悪くないねと思い始めた。

 結局、通勤代申請に買った1カ月定期をさらに1カ月継続定期で延長し、ついに今日は3カ月定期を買っちまった。

 問題は、定期を持たない時にはやっていた遠い駅から30分掛けて歩いて帰宅するということをほとんどしなくなった。結果、運動不足である。

 それにしても、便利さは認める定期券だが、割引率を考えるとあんまり得ではないよね。別に、今やりたい訳ではないけど、いわゆるキセルというものは、今はまったく出来ない。入場記録なる代物が、不正乗車の可能性を大きく低下させた。と、思う。それはそれで良いのであるが、であれば、それで収益性が上がったとして、乗客に還元するべきなのではないのかと思う。ただ、運賃に反映する形で還元するとしたら、一度購入したら、乗ろうが乗るまいがどうでも良い定期券よりも、普通乗車券で還元する筈。とすると、余計に定期券の割引率は悪くなるような気もするが。

 なんだかんだでつらつらと書いてしまいました。もう眠いから寝よう。